日本のクラフトビールって何だろう?
最近日本でも話題になっている「クラフトビール」。よく耳にするけど、そういえばどんなビールを「クラフトビール」というのでしょうか?応えられても明確に答えられない方は少なくないはず。今回は、クラフトビールはどのような定義づけをされているのかをお話していきます。
実は、日本では明確なクラフトビールの定義はありません。アメリカでは「ブルワーズ・アソシエーション」という醸造協会によって定義が決められています。アメリカのクラフトビールは「小規模であること」「独立していること」「伝統的な原料や製法で作っていること」が条件です。
一方日本では、「いわゆる大手ビールメーカー以外の、地域密着型の小規模醸造所で作られるビール」と意味づけられてきました。しかし、最近では大手メーカーがクラフトビールと謳う商品を作ることも多くなったことから、クラフトビールは「より良い品質を目指して美味しいビールを作ろうとする作り手の思いが分かるビール」というビールである、という意味合いでとらえたほうがよいかもしれません。
とにかく、クラフトビールを楽しむことは、ビールの知識を含め、その地域の醸造所を知ることにもつながります。クラフトビールを知ることは、その地域と作り手の情熱を味わえるエンターテイメントでもあるのは、間違いありません。